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「戦争を知らない子供たち」(せんそうをしらないこどもたち)は、1970年に発表された、ジローズ(第二次)のヒット曲。作詞は北山修、作曲は杉田二郎。 1971年2月5日にレコードが発売されるとオリコンチャート最高11位、累計で30万枚以上〔『読売新聞』1992年7月29日付大阪夕刊、14頁。〕を売り上げるヒット曲となった。ジローズはこの年の第13回日本レコード大賞新人賞を、北山修は作詞賞を受賞した。1972年公開の映画『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』では挿入曲として流れ、1973年には、この曲の歌詞を原案にした同名の映画が制作された。 == 解説 == 世はベトナム戦争の真っ最中であり(武力衝突開始1960年、終結は1975年。なお不正規戦争で宣戦も講和もない)、憲法の制約のある日本政府もアメリカ合衆国の戦争遂行に基地の提供といった形で協力していた。日本国内でも、一部の文化人や学生を中心に、反戦平和運動は盛り上がりを見せていた。そのような中で発表されたこの曲は、日本における代表的な反戦歌となった。 大阪万博でのコンサートで初めて歌われた。 元々、歌詞が先に出来ており、北山は真っ先に盟友加藤和彦に作曲してもらおうと思ったら、鼻で吹いて突っ返されてしまい、やむなく杉田の元に持って行ったという(2002年11月17日のザ・フォーク・クルセダーズ新結成記念解散音楽會での北山の発言より)。加藤とは逆に杉田は、北山の詞に素直に感動し、喜んで曲を付けたという。その後も、北山は自身割り切れなさを感じることも多かったというこの歌詞に素直に曲を付け、胸を張って歌い続けた杉田の姿には励まされたと、5年後の杉田のシングル「男どうし」に寄せたコメントに書いている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「戦争を知らない子供たち (曲)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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